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ニーバーの祈り

九月の週末、宇宙飛行士の山崎直子さんの講演会に行きました。ムスコは前日残業で朝2時帰りの旦那さんに申し訳ないと思いながら2時間お願いしました。

映像を使い訓練の様子や宇宙の様子を見ながら、当時のことを話して下さいました。
印象深かったのは、「ニーバーの祈り」。訓練をしてから宇宙に行くまで11年かかった中で、スペースシャトルの事故があり、宇宙飛行というゴールにたどり着けるか不安な日々があったそうです。そんなときに心の支えにしていたひとつの詩。


「神よ、
変えることができるものについて、
それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。
変えることのできないものについては、
それを受け入れるだけの冷静さを与えたまえ。
そして、
変えることのできるものと、変えることのできないものとを、
識別する知恵を与えたまえ。」

ラインホールド・ニーバー


変えることのできないものは事故。
変えることのできることは、宇宙飛行士の訓練を積んでいくこと。

変えることのできないものは、受け入れて、変えることのできることをしていく。
ずっと心の中に残っています。
とてもいい詩だと思いました。
私にも、必要なこと。

あと、もう一つ心に残ったのは、地球もひとつの宇宙船、という言葉。宇宙から帰還して地面に降り立った時、風が吹いて、草の香りがしたそうです。宇宙はまっくらで、無機質な空間だったのでしょう。土があり、水があり、草木が茂ることは、宇宙からすれば奇跡なんでしょうね。宇宙船の中ではなんでもリサイクルしていたそうです。地球も限りある資源。地球号、大切にしたいですね。

終了後、山崎さんが出口にいて下さり、握手と写真を撮ってもらえました。昨日写真を頂き、夢ではなかったんだ…と思っています。

ムスコを見てくれた主人に感謝。
ニーバーの祈り、心に留めておきたいと思います。
by kappa-moon | 2012-10-04 23:13 | 学び


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